2009年09月12日

教えて!!unuiのLyric 第4回「メルルーサmelancholy」

少し間が空いてしまいましたがこのコーナーを久しぶりにやりましょう

教えて!!unuiのLyric第4回に取り上げるのは
生物シリーズ第6弾 全体で20曲目の「メルルーサmelancholy」です

メルルーサはタラ目メルルーサ科の深海魚で
"銀むつ"などの別名でスーパーに並ぶこともあった
白身魚として食卓になじみのある魚ではあります
しかしながらメルルーサとして認識されていることはまずありません
そんなメルルーサを女の子になぞらえて
他の誰かを自分の中に見るのではなく
"私は私として見てほしい"と願う感じの歌詞に仕上げてみました

それでは順を追って歌詞を見ていきましょう



食卓に並ぶ 美味しそうな白身魚
何の魚かは あまり誰も気にしない
そんな魚にも 与えられた名前がある
その魚の名はメルルーサ

導入部分ですね
ここで何かの白身魚として扱われている
メルルーサという魚を紹介しています


あなたの好きな歌い手さん
ちょっぴりハスキーなボーカリスト
私は声が似ているとよく言われるの

ここで定義付け1:"あなたの好きな歌手の声"="私の声"

あなた 私 好きと言う
この声も笑顔で聴いてくれる
私はそのことに幸せを感じるの

ここで定義付け2:"あなたが好き"→"私の声"

でもあなたと過ごすとき
私以外の存在が
完全には消せないと思うとき憂鬱

定義の1と2より私とあなたが一緒に過ごすとき
"あなたが好き"→"あなたの好きな歌手の声"
という事実が拭えなくてメランコリーになってしまうんですね

私は本物のメルルーサ
鱈等の代わりでは決して無い
その先にある声じゃなく
私の言葉だけを聴いていて欲しい

ここで導入部と絡めて誰かの代わりじゃ嫌だというのを願う感じにしてます
メルルーサに例えているので"誰か"という言葉に"鱈等"という漢字をあててみました
1番の歌詞は"声"が主題となっているので"言葉"で締めてます

あなたの好きな女優さん
清楚な感じのお嬢さん
私は顔が似ているとよく言われるの

ここで定義付け3:"あなたの好きな女優の見た目"="私の見た目"

あなた 私 好きと言う
かわいいねって誉めてもくれる
私はそのことに喜びを感じるの

ここで定義付け4:"あなたが好き"→"私の見た目"

でもあなたの見つめる先に
本当の私がどれだけ
居るのかなと思ってしまうとき憂鬱

定義3と4よりあなたが見ているのが本当の自分自身ではなく
その女優さんに似ている人としてではないか
ということを考えてしまってメランコリーになってしまってます

私は本物のメルルーサ
真鱈の代わりでは決して無い
その先にあるモノじゃなく
本当の私だけを見ていて欲しい

ここもメルルーサに例えて本当の自分を見て欲しいと言ってます
ここではその女優さんを指す"その人"という言葉に対し
"真鱈"という漢字をあててみました
2番は見た目が主題なので"見ていて欲しい"で締めました

あなたと重なるときに
誰かと重ねているのが
透けて見えてしまったそんなとき憂鬱

この部分は言わずもがなですねw
"透けて見えて"という言葉は一応"スケトウダラ"を意識してたり…

私の名前はメルルーサ
他の魚の名前で呼ばないで
鱈等の代わりとしてじゃなく本当の私を

"他の魚"は"他の人"と読ませます
ここで誰かと重ねているというのをはっきり意識してしまう出来事が
明確になります
要はコトの最中に他の人の名前が相手の口から出てきたんですね…

私はいつの日も私なの
あの人の代わりに抱きしめないで
いつもいつまでもどんなときでも
本当の私を抱きしめていて

曲はここで半音上がって転調します
それに伴いここではメルルーサのフィルターを外しています
"あの人"=前出の"他の魚"ということになります
主人公の一番言いたかった部分がここになりますね

深い海に住む 私はそうメルルーサ
本当の私を嫌いにはならないで…

誰かの代わりではなく本当の自分を見て欲しいんだけど
本当の自分を果たして好きになってもらえるのか不安という心境で最後は締めてます


代用魚として扱われるメルルーサと自分を重ねる形で
主人公の想いを歌詞にしてみた「メルルーサmelancholy」
この辺の情景も踏まえて聴いていただけるとより楽しめるのかなと思います



歌詞についてもうまくまとまったので自分の中で気に入ってますが
何よりもtatmosさんのアレンジがお気に入りです
数多くの曲をアレンジしていただきましたが
アレンジだけをみるとこの曲が一番のお気入りですね


この曲も入った「たのしい生物のじかん」のCD2枚をボーマス9にて頒布させていただきましたが
欲しかったけど来られなかった方や
その時に興味を持っていただけたという方も居るかな…と思います
そんなニーズに応えるべく委託販売を検討中です
もし出来る運びになりましたら案内させていただきますのでよろしくお願いします


NEXT→「ベニテングタケWaltz」
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2009年03月21日

教えて!!unuiのLyric 第3回「マグロDRIVING」

教えて!!unuiのLyric第3回に取り上げるのは
生物シリーズ第16弾 全体で34曲目の「マグロDRIVING」

ボーカロイドシリーズに新しい仲間
巡音ルカが加わるということで盛り上がっていた時期
何故か巡音ルカといえばマグロという流れがありました
そんなわけでマグロで歌を作れば再生数も伸びるだろうという
邪な心もありつつ作りました

結果としては「たこルカ」に全部持ってかれてしまいましたが…

まぁそれはそれとして
マグロで曲を作るにあたって入れ込みたかった要素は
・マグロの泳ぎ続けないと呼吸ができない生態
・「ツナ」「トロ」という言葉
・マグロの展示で有名な葛西臨海水族園
・あとは巡音ルカ用として「巡る」という言葉
そんなとこでしょうか

そんなわけで一番最初に浮かんだのが
♪ツナ!ツナ!トゥナイト!トゥナイトザナイト
の部分でした
そして東関道から湾岸線のルートならば葛西臨海水族園が見えるぞと
夜の首都高をマグロに乗って走るイメージで歌詞を作りました

それでは順を追って歌詞を見ていきたいと思います

眠れない夜はさあLet's go out
お気に入りの車にRide on
アクセル踏んで駆けるMy home town

これで夜にドライブに出かけるんだなというのがわかります
今回巡音さんのバイリンガル機能を活用するため
Aメロは日本語→英語というパターンにしてあります

そして乗り込むのよBay side way
左手に見えてくるDreamin' land

千葉から東京方面に湾岸線を走ると左手にディズニーランドが見えてきます
「中央フリーウェイ」のイメージそのままです…

お気に入りの場所あのAquarium
葛西の出口付近でマグロの展示で有名な葛西臨海水族園のドームが見えてきます

さっそうと渡るのよRainbow bridge
有明のJCTから内環状線に向かうとレインボーブリッジを渡ることになります

そして見えてくるTower of TOKIO
そして浜崎橋の両生類の心臓のような構造のJCTを過ぎると東京タワーがみえますね

昼間のこの道はTraffic jam
ホントはこんな快適なのに

昼間、このあたりをノンストップで通過するのは至難の業ですね

素直じゃないところ
まるでツンデレキャラだね

まぁ昼がツンで夜がデレって感じで首都高には昼の顔と夜の顔があるんだと…

深夜のドライブは 止まることない 急ぎもしない
マグロのように走る

ここで「夜のドライブ=マグロ」を証明することができました

round and round metropolis
tuna! tuna! tonight! tonight the night
tuna! tuna! tonight! tonight the night

都心をグルグル回遊するってことですね
何気にここで「トロ」の要素を入れ込むことができています

窓の外流れるIllumination
かけているBGMはBay FM
突然流れてきたFavorite song

やはりここも日本語→英語のパターンで
千葉県民としてはやはりBayFMを聴かなくちゃね…

大好きだったあいつをRemind
もう戻らないあの日のTenderness
こみあげる様々なMemories
気持ちが沈んでくるMelancholy

ここで別れてしまった人を思い出しつつ他の自作曲と絡めてます
「ふじつぼremind」「アルパカtendernes」「あめふらしmemories」「メルルーサmelancholy」

けど前に進むしかないよ
ここだけ日本語→英語のパターンじゃないのは単に思いつかなかっただけなのですが
結果的に良いアクセントになったのではないかと…

さっきのJCTで間違えて
知らない道を走るけれど

箱崎から9号線で東関道まで戻るつもりが6号線に入っちゃったんでしょうね…
ここでは人生のJCTという意味も込めてます
"あいつ"との思い描いていた未来がJCTで間違えてわからなくなったって感じで

突き進むしかないよ
まるで人生そのもの

そんなわけでここで「夜のドライブ=人生」を証明することができました

巡りゆく時間は 戻ることない 止まりもしない
マグロのように進む

夜のドライブを通じて「人生=マグロ」を証明したことを活かしています
ちゃんと「巡」の字も無事入れ込むことができました

wandering metropolis
tuna! tuna! tonight! tonight the night
tuna! tuna! tonight! tonight the night

首都高でも人生でも迷いがちという2つの意味でのwanderingです

この道がどこに続くのか
わからないけど進むだけさ
不安で泣きそうになるけれども…

ここはメロディに合わせてちょっと落ち込む感じにしてみました

これから行く道は 戻ることない 振り返らない
ここでも人生と首都高の2つの事柄について絡めています

マグロは立ち止ると 息ができないよ
そしてここでマグロの泳ぎ続けてエラに海水を通してやらないと
呼吸ができないという特徴的な生態を出しています

僕たちの日々は 止まることない 進み続ける
「夜のドライブ=マグロ=人生」を証明していて
止まることない夜のドライブとマグロの止まると息ができない生態から
このありふれたような言葉にも深みが出ているかなと思います

マグロのように生きる live in the metropolis
tuna! tuna! tonight! tonight the night
tuna! tuna! tonight! tonight the night
tuna! tuna! tonight! tonight the night
tuna! tuna! tonight! tonight the night

そして最後はマグロで締めて終了です


そんなわけでマグロ分をたっぷり詰め込んだ「マグロDRIVING」
ぜひお聴きください


そしてツンツンした方の首都高の歌「HAKOZAKI」もご一緒にどうぞ



NEXT→「メルルーサmelancholy」
posted by unui at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 教えて!!unuiのLyric | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

教えて!!unuiのLyric 第2回「ウツボカズラDays」

今回取り上げるのは生物シリーズ第7弾
全体で22曲目の「ウツボカズラDays」です

ウツボカズラは
葉っぱの変形したツボ型の捕虫器が特徴
つる植物だけに花言葉は「絡みつく視線」という食虫植物です

この曲の歌詞でしたかったことは
・カレンダーソングで各曜日にそれぞれ五行思想の属性を絡めた行動をする
・1回目に聴いたときと最後まで聴いて2回目聴いたときで別の印象を受ける仕掛け
この2つです

その辺を中心に見ていきたいと思います

Monday
帰ったあなたに早く気付けるよう窓の外見てる

月は五行の属性から外れるので
ここで花言葉の「絡みつく視線」の要素を入れました

Tuesday
あなたの好きなシチュー コトコトと煮込み続けてる

属性は火ということで火を使って料理しています

あなたをいつでも迎えられるようにいつもより念入りに
シャワーを浴びつつ鏡の前で笑顔の練習するWednesday

五行の水にあたるということでシャワーを浴びています

なかなか帰ってこないあなたを蜜を蓄え待ち続けてる
そんなウツボカズラDays

"いつでも迎えられる"と併せていろいろ想像できる感じに…
ここまでだと毎日帰りが遅いんだろうなくらいに思えるようにあえてしています

Thursday
あなたに見てもらえるようブログを毎日更新

属性は木ということから木→本→日記→ブログという連想
ちょっと苦しいんですけどね…

Friday
あなたと過ごす週末 計画を練り続けている

金といえば錬金術…"ネる"繋がりで…

あなたの帰る夢で目が覚めてあわてて玄関に
迎えに飛び出し現実に気付いて深いため息をこぼすSaturday

玄武っているじゃないですかあれの属性が土で玄関と思っていたのですが…
今調べたら水だった…orz
まぁ現実的なもの→土ってことで…

ずっと帰ってこないあなたをこの場所にいて待ち続けてる
そんなウツボカズラDays

ここで"あなた"が毎日帰っているわけではないということがわかります

あの日言えなかった"ごめんなさい"は今なら素直に言える
そんな後悔を胸に抱いて浅い眠りにつくSunday
あの日から帰ってこないあなたをいつもこうして待ち続けてる
そんなウツボカズラDays

ここで"あなた"が帰ってこないのに何かしらの理由があることがわかります

二度とは帰ってこないあなたを
いつもこうしてこの場所にいて蜜を蓄え待ち続けてる
そんなウツボカズラDays

そしてもうあなたとの関係が取り返しのつくことでないことを自覚していることもわかります
ここまで聴いてからまた月曜からの行動を見てみると
足掻きっぷりが切ないかなと…


そんな仕掛けを詰め込んで
あと「リサーチは漏れなくやろうぜ」という教訓もくれた
「ウツボカズラDays」
ぜひお聴きくださいな
2バージョンあります




NEXT→「マグロDRIVING」の予定
posted by unui at 19:22 | TrackBack(0) | 教えて!!unuiのLyric | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

教えて!!unuiのLyric 第1回「ナマコreversal」

さて今回から始まりました「教えて!!unuiのLyric」のコーナー
第1回は生物シリーズ第17弾で自身36曲目の「ナマコreversal」を取り上げたいと思います

この曲のとっかかりは
ラジオかなんかで「ナマコの内臓の塩辛を"このわた"という」というのを聞いた時に
ナマコの曲は「♪この私が〜」っていうのにしようと思いついたところでした

そしてそこでしばらく止まっていたのですが
「たのしい生物のじかん」コラボでせはらさんの
ナマコを触り続けていたら硬くなりそのあとドロドロに溶ける様子をこの前テレビで見ました。
何人もの人たちが熱心にナマコをこすっている姿はなんだかシュール……。
面白い曲が作れそうな感じがちょっぴりしたり。

というアイデアを見て「ナマコってツンデレだ!!」ということに気づいて
この曲の全体の流れが出来上がった次第です

それでは順を追って歌詞を見ていきたいと思います

あなたはトロく 無神経だし
鈍感なところ まるでナマコね

歌いだしの歌詞はやはり大事だと思います
今回この一文で
・ナマコの一般的なイメージを使って「あなた=ナマコ」の前提を置く
・あなたに対して見下すような物言いをすることによって
 「私」の性格(プライドが高いいわゆるツンデレ)を示す
ということをしています

だけど私は 何故かいつでも
あなたのことを考えてしまう

ここで「私→あなた」という想いの図式を示しています

こんなはずじゃない あなたのほうから
こっちに来るはずなのに

しかし「私」の思惑としては「あなた→私」としたいわけです

この私があなたのせいでこんなフニャフニャになってしまうなんて
不覚だわ もうあなたのことをナマコと笑えない
ナマコreversal

ここまでで「私」の性格を示したおかげで
「この私が〜」という言葉を自然な流れで出すことができていると思います
そしてここでナマコの触っていると柔らかくなってしまう一面を絡めて
「あなた=ナマコ」から「私=ナマコ」への布石を打ってます
"reversal"とは"逆転"という意味で
曲の最初と最後でナマコで象徴する対象が「あなた」から「私」へ逆転することを示しています

いつもの駅で あなた見つけた
気付かないふりで前を横切る
声をかけたの向こうなのに
なんで私がニヤけているのよ
まるで挙動不審 何も言えずにいて
緊張して恥ずかしい

ツンデレな性格なので恐らく自分から声をかけたら負けとでも思っているのでしょう

この私があなたの前でこんなカチコチになってしまうなんて
無様だわ これじゃ私のほうがナマコみたいだわ
ナマコreversal

ここでナマコを触り続けているとカチコチに固まる一面を絡めて
そして自分で「私=ナマコ」であることを受け入れることで
「ナマコreversal」が成されたわけです

ナマコは敵が来ると内臓をぶちまけ身を守るというのに
私は想いもぶちまけずいったい何を守るの

ここでナマコが外敵に対してキュビエ器官という内臓(種類によっては腸管)を肛門から出して身を守る特徴を絡めて
「私」と対比させています
自分的にこの部分はうまくできたなと思っているお気に入りの部分です

この私があなたのことをこんなに好きになってしまうなんて
どうしよう ナマコのようにうまく言葉が出てこない

ここでは古事記に書かれているという
『アメノウズメ(猿女君の始祖)が魚たちを集め「神の御子に仕えるか」と問うたとき、
ナマコだけが答えなかった。怒ったアメノウズメは小刀でナマコの口を裂いた』

というナマコのエピソードを一応盛り込んでみました

さぁ今だ ナマコのように想いを全部ぶちまけてしまうのよ
大丈夫 ナマコは多少傷ついてもへこたれない
ナマコreversal

そして最後は「私」もナマコが内臓をぶちまけるようにしようと
積極的に「私=ナマコ」の図式を受け入れるように変化し
ナマコの再生力の強さを絡めて締めています


そんなナマコの特徴をいろいろ詰め込んだ「ナマコreversal」
この説明を見てから聴いてみるとより楽しめるかなと思いますので
ぜひお聴きくださいな



こんな感じでやっていこうと思っていますがいかがでしょう
感想やら次はこの曲をぜひというのがありましたら
コメントを頂けると励みになります
それでは

NEXT→「ウツボカズラDays」の予定
posted by unui at 01:13 | TrackBack(0) | 教えて!!unuiのLyric | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする